仙台の行政書士より250207心のメッセージ
本日は午前中、東北学院大学学生インターンシップの受け入れ打ち合わせ会に出席いたします。また午後は、シャロームの会スタッフ研修会とリーダー打ち合わせ会に出席いたします。
今日は、籠井淑江先生の言葉のご紹介です。
〈あなたの好きなものは何?〉
私にとってこの質問は、小学校教諭時代、子どもと仲良くなる入り口の一つでした。ところが、好きなものも楽しいことも言えない子どもがいます。次に問いかけたのは、「あなたが楽に出来る事は何?」でした。3年生のA君の答えは、「味噌汁を作ること」「味噌汁を食べる家族の笑顔が好き」でした。
A君は、緊張感の張り詰めた家族の中で必死に生きていました。味噌汁でそれを緩和させる。A君の健気さに胸が痛くなりました。たかが担任の私にできることなどあまりありません。
それでも「犯罪を犯しても、どこか一カ所でも居場所のある子は立ち直れる」という少年鑑別所の精神科医の言葉を思い出し、私のできることを探してみました。毎週1回はその子と一緒に帰る。時にはお母さんと話す。その子のいいところを伝える。お母さんのいいところをみつける。話を聴かせていただく。そして、自分がその子の居場所になる。
そんな小さな事を繰り返すうちに、その子が私の膝に座るようになったのです。他の子も順に座ります。A君が膝を譲れない時には、他の子は待ってくれました。子どもたちの底なしの優しさに、どれほど彼は力をもらったことでしょう。そして、私も。
A君が今、どこでどうしているのかは分かりません。けれども、あの時のみんなの温かさは、A君を今も包んでいるのだと信じています。あなたに居場所はありますか?あなたは、誰かの居場所になっていますか?



