仙台の行政書士より250207心のメッセージ
本日は、東京で開催される障がい者宇久市経営セミナーに出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈ヒヤッとすること〉
時々ヒヤッとすることがあります。親御さんから「金藤先生、今度息子に会ってこう言おうと思っているのですが、よろしいでしょうか?」とか、お子さんの方から「父に言って欲しいことがあるんです。お願いできますか?」と、私に伺いを立てて、親子間のコミュニケーションを図る方がいらっしゃいます。
「あくまでも参考意見として伺いたいのですが、カウンセラーの視点でどう思われますか?」という問いならば良いのですが、親御さんも怖いんでしょうね。「自分の心ない一言で、また子どもが暴れたらどうしよう?」と思うので、私にいわゆる「正解」を求めて来られるのです。お気持ちは分かりますが、家族に直接関わるのはとてもリスクのあることなのです。
それは、この家族に私が関わることによって、家族全体をカウンセラー依存性にさせてしまうんおではないかと思うからです。私がいないとその家族が、家族として機能しなくなるおそれがあります。
確かに、家族の問題は家族だけで解決しようとすると、どうしても煮詰まってしまいます。だから、カウンセラーなり、第三者が入って、話し合いをすることは、とても有効な手段です。
しかし、それが日常化、恒常化してしまうと、第三者がいないと機能しない機能不全家族を生み出すことになりかねません。だから、カウンセラーやソーシャルワーカーといった援助職の人は、家族に関わりすぎないというセンスが必要なのです。



