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仙台の行政書士より170302心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と宗教法人設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、「働き方セミナー」と「東北学院創立130周年を祝う会」に出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 〈何かあったの?〉

 小学生のお孫さんが、お婆ちゃんにこう質問しました。「ねぇ、おばあちゃん。人を殺したいと思ったことある?」。びっくりしたお婆ちゃんが、「そんなこと言っては行けません!」と言ったら、お孫さんはワーンと泣いてしまいました。このご婦人から「あのとき、私はどう言えば良かったのでしょう?」と質問が寄せられました。
 「人を殺したいと思ったことある?」と問われたら、どう対応すればいいでしょうか?「あるよ~。人生長いこと生きていれば、あの人死んでくれたらな~と思う人は10人はいるな」なんて言ってしまったら、「おばあちゃん、大変だったのね」とお孫さんがお婆ちゃんのカウンセリングを始めることになりかねませんから、これは論外です。
 この場合だったら、シンプルに「何かあったの?」と聞くことですね。そしたらお孫さんが「実は、今日学校で私の席の近くの隆君と健太君がケンカして、健太君が隆君に『ぶっ殺してやる!』ってすごく怒ったの。私、人を殺したいなんて、どんなにお友達とケンカしても思ってなかったから、びっくりしちゃって…」と事の真相を話してくれるかもしれません。そしたら「それはびっくりしたね。大変だったね…」とお孫さんの気持ちをケアすることができます。
 質問されたらすぐに答えないで、「何かあったの?」と聞いてみましょう。質問から、実りある新しいコミュニケーションが生まれます。

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