仙台の行政書士より250207心のメッセージ
本日は、福祉経営者セミナーに出席するため東京に行きます。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈現実はそもそも味方〉
どんなに丁寧にレクチャーをしても「難しい、難しい」と連呼なさる受講生がいました。私は、「そんなことはない」と一生懸命、その現実を心の中で打ち消しながら話を続けました。他の受講生の方は楽しそうに学んでおられます。しかしリフレインのように、しかも一番前の席で「難しい、難しい」と言われ続けると、「実は、みなさんも私の話を理解できないでいるのを隠しているのでは?」とだんだん私自身、疑心暗鬼になってきました。一瞬、四面楚歌になったような、とても心細い気持ちになりました。
そのとき私の心を助けてくれたのが、最近口ずさんでいるこの言葉でした。「現実は、常にあなたの味方である」。この言葉が心によぎり、少し自分を取り戻すことができました。そこで、私はその方に質問してみました。「どんなところが難しく感じますか?」。すると、「お話になっていることは、実例がたくさん出てくるし、よく分かるし理解できるんです。でも、妻の顔を思い浮かべると、それを私が妻に実践するのはなかなか難しいな~と思うんです」との答え。思わず笑ってしまいました。
その方は「難しい」だけを音声化して、「妻に実践するのが」を音声化されていなかっただけだったのです。私の授業をご自身の事として理解して、実践まで考えてくださっていたのでした。現実は敵ではない。「現実は、そもそ味方だったのだ」と痛感しました。



