仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と心の障がい者の就労支援それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、仙台市中央卸売市場関連事業者組合の総会に出席いたします。
今日は、大久保智弘先生の言葉のご紹介です。
〈「逃げ」の気持ちは強い〉
今の仕事を続けるかどうかで迷っているという相談を受けました。お話を伺う限りでは、その方は仕事を辞めることが「逃げ」だと考えていらっしゃるようです。
相談に来られたこの方に限らず、私たちは「逃げ=やってはいけないこと」という思い込みがあります。そして逃げないように必死に自分を説得しようと追い込みます。しかし、逃げないようにと思えば思うほど苦しくなります。
「逃げ」の力は強力です。そもそもなぜ逃げの気持ちがわいてくるのでしょうか。それは命を守るためです。ですから、逃げてもいいのです。
逃げの気持ちを責めるということは、命を責めるのと同じくらい自分を傷つけることになるのです。いつでも目の前のことに立ち向かえるほど強くなくてもいいのです。
そもそも「これは逃げかな?」と自分に問いかけている時点で、十分人生と向き合っていらっしゃいます。逃げたい気持ちは誰にでもあります。その気持ちが出てきた時、それくらい辛い挑戦をしているんだとがんばるのもよし、ここは自分を守ろうと自分を慈しむのもよしなのです。「逃げ」の気持ち、もっと大切にしたいものです。