仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、障がい者就業・生活支援センター宮城大会研修会に出席いたします。また午後は、オリーブの杜でケア会議に出席し、夕方は東北学院大学法学部同窓会役員会に出席いたします。
今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。
〈違うからいい〉
「星を見る望遠鏡の仕組みは、今も三百年前も基本的には同じです」という話を伺いました。
良い望遠鏡とは、言うまでもなく、レンズがきちんと磨かれていて、さらに、一つ一つの部品が、精密に組み立てられていることが、鍵だそうです。
また、一枚のレンズだけで作ると、その望遠鏡は必ず光が屈折して、どこかで色がつきます。結果、くすんで見えてしまうそうです。では、色がつかないために、どうしたら良いかというと、どんなに素材の良いレンズでも、一枚のレンズではなく、必ず2枚以上重ねる必要があるそうです。それも全く違う性質のレンズを重ねると、結果として色がつかなくなるのだそうです。ちなみにカメラのレンズもまた、5~6枚重ねが普通とのことです。
私はこれを聞いたとき、人間のチームにもあてはまると思いました。一人だけでは、どうしても思い込みや、とらわれでゆらぎ、少しずつピンとがずれてしまうものです。しかし、数人のチームになると、それぞれの持ち味が違い、最初から色がついていて、意見はバラバラでも、互いに補い合って、不思議と焦点が合っていくのです。
複雑な難問がやってきても、ひとりひとりの役割を果たし、しっかりとネットワークを作っていくと、グチャッと組織がつぶれずに、乗り越えて行くことができます。二人寄ると意見が割れて気まずくなる事もありますが、それこそが、焦点が合って組織が強くなっていく秘訣なのです。タイプの違う仲間を大切にしましょう。