仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は東京で開催されます第26回「日本の福祉を考える会」に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈「野球=自分」ではない。〉
テレビで清原和博元プロ野球選手の大版について報道されていました。彼はこう言ったそうです。「9歳からずっと野球をやっていて、その中のストレスやプレッシャー、不安は野球で解決できた。しかし(引退後)社会の中のストレスや不安は解決法がなく、薬物に手を出したのだと思う」。
「野球=自分」という公式が回っている時は、どんな不安も克服できた。しかし、引退後この公式は機能しなくなり、「会社のストレスや不安を解決」できなくなったと言う彼の告白は、正直な本音だと思いました。「野球はdoingであり、自分の大切な一部ではあるけれど全てではない」という視点が彼の中に育っていれば、違った人生を歩めたのかもしれません。
さらに続けて、「自分の罪を野球で(償う)というのは、野球に対して失礼だ。まずは自分の心と体を健康にして野球に向き合いたい」とも彼は言ったそうです。それを聞いた時、私は「まず、”野球”の前に、”自分”に向き合って欲しい」よ思いました。今、自分(being)を取り戻す一番のチャンスなのだから。
これは、何も清原選手に限ったことではありません。「doing=自分」という公式は、多くの現代人が持っています。そのdoing(ある自己)に目を向け、愛することが、本来の自分を回復し、自分ならではの人生を歩む大切な第一歩です。