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仙台の行政書士より160916心のメッセージ

菊地茂

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 本日は終日、大阪で開催されます障害福祉サービス経営セミナーに出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 〈人類共通のこと〉

 だれも苦しみには遭いたくないもの。一方で全く苦しみのない人生もありません。失敗や挫折は心理学の言葉で「コモン・ヒューマニティー」と言います。意味は「人類共通のこと」。
 「人生に起こる苦しみは、人間ならば当たり前のこと。特に自分に問題があるわけではない」とまずは、今苦しみに遭っているという事実と、自分の存在を分けて考えるのが、ピンチの時のセルフケアの最初の一歩です。
 苦しみに遭うと「私はそういう星の下に生まれてきたのだ」と自虐的になる人がいますが、認知療法ではこれを個人化と言い、人を深く憂うつにすると言われています。目の前の苦しみ以上にその人の心を苦しめるのは、「苦しいのは、すべて自分が悪いからだ」と自分のせいにすることです。
 私の想像をはるかに超える試練、困難に遭ったにもかかわらず、その経験をゲラゲラ笑いながらお話ししてくださった方がいました。「いくら自分のことでも、笑える話ではないだろう」と内心理解できずに伺いました。
 数日経ってから「金藤さん。私はそんなところを通ってきた人間です。もっと大変な人もおられるでしょうけど、私にとって唯一の誇り。それはこの辛い経験を乗り越えてきたという事実です」と、この方は私に伝えたかったのだと気がつきました。
 すべての苦しみは、「産みの苦しみ」。その苦しみは、必ず「産みの喜び」に変わります。それもまた人類共通のことです。

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