仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、医療法人変更申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議と相談会にそれぞれ出席いたします。
今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。
〈真実への案内役〉
Tさんは、介護施設で働いていたとき、ある高齢の利用者の方から徹底的に嫌われた経験があります。挨拶しても無視。明らかに避けられているのが分かったそうです。そこまで嫌われた体験は初めてで、Tさん自身が具合が悪くなってしまったそうです。
そんな時先輩がTさんにこう教えてくれました。「○○さんは、がまんしてきた怒りが心の奥底にいっぱいあって、誰かを嫌わないと逃げ道が無くなっちゃうのよ。どこにぶつけて良いかわからなくて、あなたに当たっているのよ」。
「あ~私が○○さんにここまで嫌われるにも意味があったんだ」。そう思ってからTさんは少し吹っ切れて、精一杯その方のお世話をされたそうです。
「忍耐」と「がまん」の違いは何ですか?と問われたら、あなたは何と答えられますか?私は、Tさんのお話を伺って「意味があるかないかの違い」かなと思いました。意味無く耐えるのが「がまん」なら、そこに意味を見出していくのが「忍耐」と言えるのかもしれませんね。
「生きる意味が自ら発見するものであり、苦しみは真実への案内役」と説いたのは、ウィクトール・E・フランクルですが、私達の遭遇するどんな苦しみにも、必ず意味があります。意味を見出したとき、その苦しみが宝に変わりはじめます。