仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と国籍帰化許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議と相談会にそれぞれ出席いたします。
今日は、大久保智弘先生の言葉のご紹介です。
〈成長のプロセス〉
不登校のお子さんを抱えるご家族に関わらせていただくことがあります。いろいろなケースの話をうかがいながら、不登校をしている本人の心の有り様に二つの状態があることが見えてきました。それは不登校をしている自分を「責めているか」、「責めていないか」ということです。
不登校を始めたころは、学校に行けない自分を責めます。また周囲にそのことを知られる事を本人も家族も嫌がります。勉強が遅れる不安やクラスメイトにどう思われているかという想像から、気持ちも不安定で荒れることもあります。
そこで家族やカウンセラーが温かい関わりをしていくうちに、その責めが少しづつ緩んできます。そして、不登校をしていることを受け入れることができるようになります。そうすると様子がずいぶん変わってきます。
受け入れてすぐ学校に戻る、ということではありません。しかし、それまでとは違って雑談ができるようになります。家の手伝いもするようになります。さらに、将来のことをあれこれ考えるようになるのです。時には無謀な夢を語ったりもしますが、それも承認する。そうすると、学校に「行く」、「行かない」を超えて、自分の行動を見直していくようになります。
不登校をしているお子さんの成長のプロセスは、学校に「行く」、「行かない」ということの前に、自分の不登校に対する責めを取り去り、元気よく不登校してもらうことに意味があるのだということが見えてきました。