仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、私の運転免許の更新を行ってきます。また午後は、メンバーのケア会議
に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈妻を救う言葉〉
小学生になる娘さんは重い病気で入院しています。単身赴任のご主人は土日しか病院に行けません。いつも考えることは娘の花子ちゃんのこと。心配でたまりません。仕事しているときは、忙しさで少しは紛れるのですが、仕事が終わった途端、娘さんに付き添っている奥様に電話します。電話がつながるとご主人は開口一番「花子は大丈夫か?」と聞きます。娘さんのことを思うお父様の思いがヒシヒシと伝わってきます。
ところが、ここ最近、電話の向こうの奥様の様子が変わってきました。返事が妙に冷たいのです。ある日、「いつも同じね。もういい!」とバチッと電話を切られてしまいました。ご主人は理解不能のその妻の言動。男性は、本当に鈍いところがあります。答えはご主人から、奥様へのねぎらいの言葉が一言もないことでした。
奥様も分かっているのです。夫は娘さんのことで頭がいっぱいで妻である自分のことなんて眼中になり。それは仕方ない。でも、それでも夫から一言欲しい。自分だって、娘のことが心配で、毎日病室で娘の傍らで心張り詰めて過ごしているのです。そんな中で弱音を吐きたい気持ちを一番夫に分かってもらいたいのです。
でも夫の第一声はいつも「花子は大丈夫か?」。そう言われてしまうと自分の気持ちなど話せません。欠けているのは「ママは大丈夫?」の一言。この一言で奥様は救われるのです。