仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請とＮＰＯ法人設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議と相談会にそれぞれ出席いたします。
今日は、高木裕樹先生の言葉のご紹介です。
〈検証よりも大事なこと〉
ある精神科医がこうおっしゃっていました。「自分は、時々飛行場の管制官よりストレスを感じているのではないかと思う時がある。管制官は、最もストレス度数が高い仕事。自分の判断ミスが大事故に至るわけだから当然だ。しかし、基本的に管制官は、自分の言った指示にパイロットをはじめ、空港関係者は従ってくれるからまだいい。しかし、私の患者さんの中には私の指示に従わず、突然調子を崩される方がいるので困る」。
人の心や人生に関わらせていただく者として、私もこの精神科医の正直な告白にとても共感します。ただ、現実はもうちょっと辛くて、そう言えるうちはまだ余裕があるのかもしれません。本当に辛かったら、そんなふうに嘆く余裕もないはずです。ただひたすら現実を受け止め、「今、ここで、自分は何ができるのだろう？」と考え、実行するしかないのです。
ここで大切なのは「あのとき、あそこで、自分は何ができたのだろう？」と自分に問わないことです。その人の問題と原因を探り、検証することを軽視しているのではありません。ただそれができるのは時間のあるときだけです。
大切なのは、「その人の傍らに歩み寄り、共感し、共に悩み抜く」ことです。その繰り返しの中でのみ、相手も私も成長するのだと思うのです。そのプロセスを経て初めて「問題は宝に変わる」と私は信じています。
