仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議に出席してから、東北学院大学法学部同窓会役員会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈この一言で救われる〉
帰宅しゅたご主人が、遅い夕食を食べています。お茶をつぎながら奥様が「あなた、今日お買い物に行ったら、『たかし』の同級生の鈴木君のお母さんとばったりあって、『たかし』が、ときどき学校で、一人でボーっと遠くを見ているらしいのよ…。ちょっと私、心配になっちゃって…」と言いました。
そこで主人が「だったら『たかし』に聞けば言いんじゃないか?」と答えると、奥様は「ただでさえ思春期で難しいのに、私どう聞いたらいいか分からないわよ」「じゃあ、俺から聞いてみるか?」「あなた、全然分かってないわね。あの年頃の男の子が、本音なんか父親に言うワケないじゃない」「じゃ~、どうしろって言うんだ」「だ・か・ら、そう言うんじゃなくて…」。ありがちな「かみ合わない会話です」。
どうしても男性は、奥様が問題を打ち明けると、『妻は問題を抱えて困っている。よって、夫である自分が問題解決のための答えをひねり出す。そうすれば問題は解決し、妻は楽になる』という公式が自動的に回るのです。答えを言ってあげることが、妻に対する夫の愛だと勘違いしているのです。
ところが奥様は、答えよりももっと欲しいものがあるのです。それは夫から自分への「共感」と「ねぎらい」です。さっきの会話にもどれば、「そりゃー心配だな…」。この一言です。この一言で奥様は救われ、ホッとして目の前の問題に向き合うことができるのです。