仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、「オリーブの杜」プレオープンに出席いたします。また午後は、宮城県行政書士会研修会とシャロームの会全体会にそれぞれ出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈最近雑談していますか?〉
ストレス社会と言われて久しいですが、私は以前からこのストレス悪玉説的な考え方に疑問でした。確かに過度のストレスが健康にとって、マイナスに働くことは否めません。しかし、そもそもストレスの全くかからない生活を送ることなど不可能です。さらに言うなら、人が人として成長するためにある程度のストレスは必要ではないかとさえ私は思っています。
同志社大学の最近の研究では、ストレスを避ける生活を続けていると、結果的にその人は孤立してしまうことが分かったそうです(ストレスを力に変える教室、ケリー・マグゴニガル著)。人が一番ストレスを感じるのは、人間関係です。ストレスがかからないように生活するためには、んいんげん関係を持たないということが一番ということになります。しかし、その結果、孤立することになる。孤立し続ける事は、様々な心の温床となります。
健康心理学の調査によると、友達が多い人は、病気からの回復が早く、そもそも病気になりにくいという報告もあります。精神科医の中には、患者さんに「最近雑談していますか?」と質問する先生がいます。この質問によって、患者さんの現在の人間関係の状態がすぐ分かるからです。
時に、ストレスを感じる人間関係ですが、同時に、人を成長させ、心の健康を守る上でも、人間関係は必要不可欠です。「人間関係とストレスはセットである」。そうストレスを受け入れる態度が、私たちの心身を本当の意味で健康にします。今日も一日お元気で。