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仙台の行政書士より160726心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。また午後は、シャロームの会の理事会に出席いたします。

 今日は、マザー・テレサの言葉のご紹介です。

 この世の最大の不幸は、
 だれからも自分は必要とされていないと感じることです。
 私は、どんな場合でも、まずそのなかにある、
 美しいものを見るようにしています。
 そうすることで、必ず美しいところが見つかります。
 そこから愛が始まります。
 ……………………………………………………

 公衆電話。
 携帯電話の普及にともなって、どんどん見かけなくなっていますね。
 日本では2000年とくらべて、現在は1/4の数となっています。
 公衆電話は、日本だけでなく、世界的に減っていて、それにともない、意外な問題が発生しています。
 それは「廃棄費用」です。
 廃墟と化した無人家屋が、日本でもときおり問題になっていますが、その「電話ボックス」版です。
 電話だけでなく、周りを囲む建物(ボックス)もあり、撤去には結構費用がかかります。
 そんな「いらなくなった公衆電話ボックス」。
 世界各地で、その「いらなくなった電話ボックス」を新たに活用しようという流れがあるのをご存知ですか。
 たとえば、
 「簡易図書館」
 です。
 これは、世界では意外と多い使い方です。
 電話ボックスは通りに面している所が多く、また建物も防水仕様です。
 だから本を収めるのにGOODなんですね。
 ちょっと幅の狭い本棚を入れて、その中に本を収めます。
 本が数百冊(そのくらい)は入ります)。
 自由に借りていったり、戻したりできます。
 「貸し出し」「返却」が管理されているわけでなく、
 「自由に持ち出しOK」または「不要になった本も置いてください」となっている所が多いです。
 日本でも、たまに駅に傘とか本のリサイクルコーナー(持ち出し自由、持ち寄り自由)を見かけますが、その海外版です。
 さしずめ「元公衆電話BOX、簡易図書館」という感じです。
 他にも、
 ・電気自動車の充電ステーション(オーストラリア)
 ・アート・ギャラリー(アメリカ・オハイオ州)
 ・水槽が並んでいるミニ水族館(フランス)
 ・倉庫ボックス(スイス)
 など色々な使われ方をしています。
 「廃棄費用」がかかる「困りもの」を、見事に再生した例です。
 「困りもの」を「有益なもの」と生きかえらせる。
 それは、アイディア次第なのかもしれません。
 というか、もう「困りもの」ではありません。
 それは新たな「財産」です。
 あなたの周りにも、何かありませんか。
 「お荷物」でなくて、実は「財産」だったというもの。
 それを決めるのは、あなたの「心」次第です。

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