仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、シャロームの会のメンバー相談会とオリーブの杜オープン打ち合わせ会にそれぞれ出席いたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
〈苦節を避ける妙法〉
苦しいときは苦しむがよき候。
悲しきときは悲しむがよき候。
死ぬときは、死ぬるがよき候。
これ苦節を避ける妙法にて候。
有名な良寛さんの言葉です。「苦しいときは、苦しむが良い。悲しいときは悲しむが良い。…」と耳を疑う言葉が続きます。しかし、最後に「これは苦しみを避ける秘訣」とあります。どういうことなのでしょう?
様々な解釈があると思いますが、私はこう考えます。「苦しみがあってはならない」という前提があると、「何で自分だけこんな目に遭うんだ」と現実を受け入れられない苦しみが生まれます。結果、苦しみが二つになる。しかし、「人生には苦しみはつきものだ」という前提で、「今は苦しむとき」と目の前の苦しみを受け入れると、苦しみは一つのままです。
苦しみにあったとき、目の前の苦しみ以上に辛いのは、自分の心が作り出す「何でこんな事が…」という心理的苦しみなのかもしれません。「苦しみも喜びの内。人生の内」と受け入れるとき、心理的な苦しみからは開放されます。これ苦節を避ける妙法にて候。