仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は、シャロームの会のメンバー交流会に出席いたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
〈無関心への挑戦③〉
”宅急便の父”と言われた小倉昌男さんは熱心なクリスチャンとしても知られています。「サービスが先、利は後」と口を酸っぱくし、組織の末端までにも行き届くように語り続けられました。ビジネスは利益無くして成り立ちませんし、利益を追い求めるのは当然です。にもかかわらず、そのことを後に回すというのは至難の業です。宅急便を始めた頃、どんな山間の一軒家であっても、たった一つの荷物を必ず指定日に届けるという、今では当たり前のサービスを続けることは、極めて困難な道のりでした。あまりに費用がかかりすぎるのです。そこで、ある社員が時間をかけてデータを集め、計算をし、「社長、このままでは赤字です。これでは会社がつぶれてしまいます。」と言ったところ、小倉さんが「君がその計算に費やした時間こそ無駄なんだ」と一括した話は有名です。あくまでも「サービスが先、利は後」を貫いた小倉さんの無心経営の醍醐味を感じます。
―利に対する無心
では、どうすれば、そのように自分の「利」に対して無心になり、こちらに何の思いも持たず、相手第一に接することができるでしょうか。もし、あなたがこのように問われたら、何とお答えになりますか。
ここで読むのを止めて、考えてみましょう。考えた後にこの続きをお読みになる人と、考えないで読む人では、この後得られる結果がまったく違うものとなるからです。