仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と株式会社設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈ユートピアの作り方〉
「ストレスがかかった状態だと、人は利己的になるか?利他的になるか?」という健康心理学からの報告があります。ストレスがかかれば、「他人のことより、自分のことの方が大切だから、利己的になるのでは?」と思われるかもしれません。ところが、「そうでもない」ということが分かってきました。むしろ、強いストレス下だからこそ、人々は助け合い、絆を深め、その状況を乗り越えようとする傾向があるそうです。
5年前の震災・津波という激しいストレスにさらされた人々がとった行動は、極めて利他的でした。特に日本は、それが顕著だったのではないでしょうか?ほとんど暴動が起こらなかったばかりでなく、お互いのことを思いやり、助け合い、知恵を出し合って、助け合った。よく「災害ユートピア」という言葉を耳にしたことも思い出しました。
さらにUCLAの神経科学者等による研究によると、周りの人をいたわることによって、脳のスイッチが「恐怖」から「希望」へ切り替わることがハッキリと証明されたという報告もあります。[ケニー・マクゴニカル著スタンフォードのストレスを力に変える教室 ヤマト書房]
確かに、大変な状況であればあるほど、人々は助け合う。また助け合っている内に、「何とかなるかもしれない」という希望が芽生えてくる。そもそも人間はそのように造られているのだと私には思えてなりません。