仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、シャロームの会メンバー相談会とケア会議に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈だだっ子になる夫〉
さながら「だだっ子」のように、依存してくるご主人に困り果てていらっしゃる奥様方は少なくありません。外で「いい人」を演じたご主人が、家ではその反動のように「だだっ子」になる。特に母親との関係の中で歪んだ幼少時代を過ごした男性は、結婚してその不足している甘えを妻に向けることがあります。これを感情転移と言います。もちろん、奥様は母ではありませんから、その甘えをピシャリとはねのけたりすると、まさに「だだっ子」のように、感情を露わにし、声を荒らげたり、さらにはいじけて、奥様の前でわんわん泣く男性すらいます。
このような幼児性の強いご主人にどう関われば良いのか?特に気をつけていただきたいのは、ついそのようなご主人を奥様が「かわいそう」と思うことです。「かわいそう」で関わると、かわいそうな結果になりかねません。だだをこねれば、妻は自分をかわいそうがって自分に優しくしてくれるということを夫に学習させることになります。一回学習させてしまうと、妻の関心を引こうとあの手この手で「だだをこねる」ことになります。奥様はご主人をあやすだけで疲弊していきます。
「かわいそう」では関わらない。その代わり、ご主人がしてくれたどんな小さなことに対しても、できるだけほめることです。すると夫は「だだをこねる」より、「妻が喜ぶこと」をした方が妻の関心を引けることを学習し、少しずつ成熟していきます。「かわいそう」から「すばらしい」で関わると道が開けます。