仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。また午後は、秋保で開催されます仙南信用金庫ひまわり会定期総会に出席いたします。
今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。
〈お互いさまでお陰さま〉
A子さんは、ご主人を早くに亡くされました。その後も、お姑さんといっしょに暮らし、お店を切り盛りし、二人の子育てをしてきた苦労人です。
そのお姑さんも現在89才。A子さんの本音としては、「お義母さんにはそろそろデイサービスにでも通って欲しい」のですが、当の本人は仕事一筋、今も朝から店番を務めるしっかり者です。A子さんは、友達や知り合いに「もうお義母さんには、本人が良いようにさせてあげているの。お互いの生活スタイルやスペースがあるからネ」とよく言っていました。
そんなある日、たまたまA子さんがお姑さんとじっくり話す機会がありました。するとお姑さんがしんみりとこう言ったそうです。「実は、あなたには、あなたが良いようにと、私はさせてあげているの…」。A子さんはとても驚きました。お互い、「相手が良いように、させてあげていた」という事実を知ったからです。
ここまでの思いに至るまでに、様々な葛藤を経たことを少なからず知っていた私は、心が温かくなりました。きっと上から見ている神様は笑っておられるでしょう。「お互いさまで、お陰さま」と相手を尊ぶ心を忘れずにいたいものです。