仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、宮城県行政書士会の定期総会に出席いたします。また午後は、シャロームの会のメンバー全体会と相談会に出席し、夕方はパークマンション管理組合の理事会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈お金をあげてしまう自分〉
あるお母様から、ご相談を頂きました。「子どもの自立を願いながら、なぜかお金をあげてしまう自分がいる」という内容でした。
確かに我が子の自立を願っているなら、お金を上げてはなりません。カウンセラーの中には、「あなたがお金をあげるから、お子さんはいつまでたっても自立しないんですよ。これは共存依存です。依存している子どもさんも問題ですが、依存させているお母さんも問題です」とハッキリおっしゃる方もいます。正論だけにクライエントの方にとっては文字通り苦言となります。
でも、よくよくみれば、それができないからカウンセリングに来られたわけで、ハッキリ正論を言うのがいいのかどうかは私にも悩ましいところです。
そこで、私は二つ質問をしてみました。「お子さんの自立を願っておられる本当の理由は何ですか?」、すると「そりゃ、子どもの成長を願わない親っているでしょうか?」との答え。さらに「そうですよね。もう一つ質問です。お子さんにお金を与えてしまう本当の理由は何ですか?」と伺うと、「やはり、子どもの喜ぶ顔が見たいからです」。そうおっしゃった瞬間、このお母様はこう言われました。「『この子のためだったら何だってできる、命だって捨てられるという覚悟』が自分の中にあるんですね。そうか、お金をあげる方法以外で、我が子を笑顔にする方法を考えればいいんですね」とご自身で答えを出されました。
矛盾には必ずワケがあります。矛盾を受け入れましょう。前に進む知恵と力が与えられます。