仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、シャロームの会の親の会と東北学院3L通信編集委員会にそれぞれ出席いたします。
今日は、大久保智弘先生の言葉のご紹介です。
スクール・カウンセリングでの一コマです。高校3年生の女子生徒が2年ぶりにカウンセリングルームを訪ねてくれました。また「何かあったのかな?」と思っていたら、全く違うことでした。入るなりとても笑顔なのです。そして「先生、今日は報告があります。私、大学に合格しました。しかも一番行きたかったところに行けたのです。先生のおかげです。ありがとうございました。」とお礼を言ってくれたのです。
ただ、私としては、勉強を教えたわけでも、進路のアドバイスをしたわけでもないので「先生のおかげ」と言われてもぴんと来ません。正直に「何で私のおかげなの?」と尋ねました。彼女は以前、父親とのコミュニケーションにとても抵抗を感じていました。そのことで2回か3回面談をしました。そして、カウンセリングの結果、彼女がとった行動は父親のお説教を傾聴することだったそうです。そして傾聴しきって、自分はこうしたいと進路について話をすると父親が「分かった」と承諾してくれたと言うのです。そして、自分が希望する進路に進めることになったという事でした。
私は、あれだけ嫌がっていた父親の話を聴ききったということにまず感動しました。それほどまでに自分の進路を実現したいという情熱があることを彼女から感じたからです。2年前のカウンセリングが一人の情熱の後押しになれた、そのことが私にとっての喜びでした。