仙台の行政書士より241130心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と株式会社設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、丸山芳浩先生の言葉のご紹介です。
〈冬の時代を耐える〉
厳寒のある日、庭師さんが木の剪定に来られました。葉っぱのない枯れ木同然の木の枝が、容赦なく切られていきます。素人の私は、「抵抗力の弱った冬に、わざわざしなくてもいいのに…。」と思って見ていると、私の心を見透かしたかのように、「冬が剪定に最適の時期なんです。」と庭師さんが話しだしました。
そして最後に語気を強めて、「切るのは今しかないんです。」と言ってまた仕事に取りかかられました。一番寒い時期に、無駄な部分が切り落とされることで、その年の豊かな実が約束され、生き生きとした緑の木として人々の前に姿を現すことができるのです。
「中年クライシス」という言葉があります。40~50代になり、同年代の人たちとの比較、自分の限界が見えてきたことなどをきっかけとして「今の生き方で良いのか?」と、これまでの自分の人生に、疑問を持つことから始まります。「社会人間」として生きることで自分を守ってきたが、これからもそれで良いのか?「いい嫁」「いい人」で生きてきたが、それは演じてきただけで、本当の自分を出さないまま死んでもいいのだろうか?すると、周囲の人達から「まじめな人だったけど、最近サボりだしましたね」と言われるような行動をしだします。今まで作ってきた枠から外れる試みです。
周囲の人たちから見ると、緑の木が枯れ始めたように見えますが、本当の緑の木になるのは、今までの葉や枝を落とした後なのです。豊かな実を結ぶため、実を切られるような人生の冬の時代を耐えましょう。何も恐れる必要はありません。