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仙台の行政書士より160502心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と一般社団法人設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。

 今日は、田中信生先生と丸山芳浩先生の言葉のご紹介です。

 〈人をどう判断するか?〉

 デューク大学の研究によると、55際以上の成人で「人を信用できる」と思っている人たちの約60%は、15年後の研究終了時にも、生存している事がわかりました。反対に「人は信用できない」と思っていた人たちの約60%は、研究終了時にすでに亡くなられていたそうです。「長生きしたければ、人を信用せよ」と、この報告は物語っています。
 「成功の秘訣は何ですか?」という問いに、成功している人ほど「運が良かっただけです。強いていえば人に恵まれたからです」とおっしゃいます。それが、謙遜ではなく、その方の本心であることに驚きます。
 そういう人は、最初から人を疑ったり、相手の過去を詮索したりはしません。相手の素敵な点だけした見えていないのです。仮に相手の欠点や過去が露わになったとしても、「誰も完璧な人はいませんし、むしろそこを乗り越えてこられたことに、むしろ私は魅力を感じます」とおっしゃいます。
 豊かな人生は、あなたが「人をどう判断するか?」にかかっています。
 「人を信頼しなさい。そうすれば人はあなたに正直になるだろう」(エマーソン)

 〈もうそれで十分〉

 私のところには時々「死にたい」という電話がかかってきます。こちらがアドバイスめいたことを言った瞬間に、「プツン」と電話が切られるかもしれませんから、ひたすら聴くのです。ただし、電話をかけてくるということは、「死にたい」と言いながらも、実は「生きたい」という願いがあることを現しています。生きるエネルギーはその人の「こだわり」に現れますので、お話を聴きながら私はひそかに全力でそれを探ります。
 今にも死のうとしている人が、なぜその部分を、くどくどとしゃべりだすのか…。ある方の場合、「自分の日記を家族に見られた形跡を発見した」ことでした。「ゆるせない!」このこだわりこそ、生きるエネルギーの現れです。
 そこで私は「あなたには生きる力があるのですね」と切り出します。「無いです!」という返答に対しては、「ほら、そこまで強く私に反発しているでしょう。家族を許せないでしょう。それがあなたの『生きる力の強さ』のように感じられますが…」と言葉を投げかけます。そこから細い糸を慎重に手繰り寄せ、「あなたは本当は生きたいのではないか」と問うていきます。
 「こだわる自分は生きたい自分の現れ」。本人がそれに気づいた段階で電話は終わりです。相手にとってそれで十分だからです。そこから先は、もう自分で歩いていけるのです。

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