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仙台の行政書士より160413心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と国籍帰化許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、NPO法人仙台市精神保健福祉団体連絡協議会の監査会に出席いたします。

 今日は、宮下雪子先生の言葉のご紹介です。

 私の娘は生まれた時、心臓が悪く手術が遅れたため、運動ができない身体になりました。それでも、小学1年生の時、「マラソンなら自分のペースで走れるので、どうですか?」と担任の先生に言われ、走ることになりました。
 マラソン大会の当日、路上に出るとたくさんの「がんばれ!」という声援の中を彼女は歩きました。確かに「がんばれ」という言葉は、人に励ましを与え、力にもなる言葉です。しかし、娘にとって「がんばれ」という言葉はどのように聞こえたのだろうと私は気になりました。路上を歩き、最後に学校の校庭を一周しゴールになります。全生徒、先生が見守る中「がんばれ」の声援を受け、娘はゴールを切りました。
 そこで娘が言った言葉が今でも忘れられません。「お母さん、がんばれって言われたら自分のペースでは走れないんだよ」。それ以来、この言葉が私にとって大きな意味を持つようになりました。
 人は誰でも、「がんばれる時」と「がんばれない時」があります。そんな時、他者や自分に「どんな言葉をかけることが一番良いのだろう?」と、考える度、私は幼い娘が言ったあの言葉に立ち返ります。
 「自分のペースでいいんだよ」「自分の歩調で歩けばいい」。娘からもらったあの言葉が、特に自分ががんばれない時に私の中で輝きます。

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