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仙台の行政書士より160406心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、行政書士会宮城野支部の監査会とシャロームの会スタッフ全体会に出席いたします。

 今日は、丸山芳浩先生の言葉のご紹介です。

 認知症ケアの意外な落とし穴は、「家族は愛情があるので、認知症患者の問題行動を引き起こす」ことです。物忘れがひどくなったり、同じ事を何度も言ったりする親に対して、「そうじゃないでしょ。本当はこうだったのよ。」と家族はいちいち指摘して直してあげます。ところが何度言ってもすぐ忘れます。効果がないと思った家族は、温かい言葉をかけ普通の会話をする気が失せてしまいます。
 すると認知症の方は常に叱られていると感じ、不安や焦り、そして混乱を引き起こします。ですから正しい接し方は、「いちいち指摘せず、聞き流し、普通の会話を増やす」ことだそうです。私も認知症の母に対して、「お互いさまだなー。おれも忘れたよ。アッハッハ!」と笑い合える、楽な関係作りを心がけています。
 私の母は82歳。ヘルパーさんの助けを受けながら、一人住まいをしています。血液検査の結果、母の方が数値が良く、私の方が不健康だと分かりました。
 元気の秘訣は、前向きであること。私が「米沢は大雪で大変だなー」と言うと、「今日は晴れ間が見えて良かった」と言います。一事が万事、この調子です。私がどんな否定的なことを言っても、その都度、前向きで楽観的な言葉で返します。元気なはずです。とうとう私が負けて、「お母さんの言う通りだ」と言うと、「お前も少しは勉強しろ」と返すという、他愛のない親子の会話を続けています。

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