仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は、シャロームの会のメンバー交流会に出席いたします。
今日は、丸山芳浩先生の言葉のご紹介です。
〈最良の処方箋〉
K子さんは検診の結果にショックを受けました。たまたま勧められて受けた検査で腫瘍が発見されたからです。しかも悪性の疑いが濃厚という診断です。K子さんの頭の中では「なぜ私が?」という疑問と、「あれほど食事に気をつけ、毎日検査を怠ったことがないのに!」というどこにもぶつけようのない怒りがグルグル回り続けました。
名著『死ぬ瞬間』の著者キューブラー・ロス博士は、人が死を受容するまでに、(1)否定(2)怒り(3)取引(4)抑うつ(5)受容、という5つの段階があることを解明しました。K子さんは(1)(2)はたっぷり体験しましたが、(3)(4)の段階は短期間でスッと通り抜け、早くも(5)の病を受容する段階に到達しました。その秘訣は祈りです。
彼女の祈りは、「どうしても治してくれ」という哀願ではなく、「全てが最善として与えられている」と信じる祈りでした。すると、「毎年検査を受けていたから早期発見ができたのだ」という思いが与えられ、不思議な安心感に包まれました。彼女は平安の内に手術に臨み、無事成功。あれよあれよという間に退院し、健康を取り戻しています。
見るべきところを間違えると、否定的な思いしか出てきません。人生を生かす思いに目を向けるためのスピリチュアルな方法「祈り」。思わぬ出来事に出会った時の最良の処方箋です。