仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と一般社団法人設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、仙台国際センターで開催される一般社団法人日本産業カウンセラー協会の公開セミナーに出席いたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
夜、船が嵐に遭い、大切な羅針盤も失ってしまいました。嵐は止みましたが、自分たちのいる位置を知ろうにもその術がありません。嵐の後の空は厚い雲で覆われ、目印になる北極星も見つけることができません。仕方なく船員たちは、船にあった燃える物を集めてきて”たいまつ”を何本かつくり、先を照らそうとしました。
しばらくして船長が大声でこう言いました。「たいまつの火を消せ!全部消せ!」。船員たちは「なぜそんなことを言うのだろう?」と思いつつも指示に従いました。闇に目がだんだん慣れてくると遠い陸地にある家々の小さな灯りがはっきりと見えてきました。船長は言いました。「あの灯りを目指して進むんだ!」。
人生の嵐に遭遇するときがあります。頼りにしていた人も蜘蛛の子を散らすように離れていき、絶望の闇の中に放り出されるときがあります。そんなとき、安易な”たいまつ”[手段]に頼らないことです。暗闇のただ中で、心の目をしっかり開いて闇を見据えるとき、見えていなかった本当の希望が見えてきます。試練にあったら、たいまつを消しましょう。