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仙台の行政書士より160309心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と国籍帰化許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けし、夕方はシャロームの階のスタッフリーダー会に出席いたします。

 今日は、宮下雪子先生の言葉のご紹介です。

 私は、「自信がない」と簡単に口にする人に対して、「本当は、少しは自信があるんでしょう。本当に自信がない人は口にできないはず」と心の片隅でずっと思っていました。
 「なおそうとするな、分かろうとせよ」という「カウンセリングの鉄則」があります。しかし、私にはつい相手をなおそうとしたり、教えようとするクセがあります。田中先生に「どうすれば、そのクセをなおせるでしょうか?」と聞いてみました。すると「なおらないよ」と一言。次に「あなたは自信がないんだ」と言われ、私は「何をもってそんなことを言うんですか?」とムキになって反論していました。
 先生は「相手の中に自分を見る、そしてなおそう、教えようとする。相手に×をつけ、自分にも×をつける。それをずっとやってきたんだ、だからこれからは、相手の中に見た自分に、『それが私だ。それでいい』と○をつけ、慈しむことだ。そうすると、相手の×の部分が見えなくなるし、気にならなくなるよ」と教えて頂きました。
 「なおそうとするな、分かろうとせよ」は相手より先に、内なる自分に語りかける言葉なのだと理解しました。方の力が抜け、ようやく「私は自信がない」と認め始めました。
 数日後、あるクライエントの方のお話を聴きました。すると「私、自信がないのよ」と嗚咽して泣き出したのです。私はただ「私もよ…、私も自信がない」と、共感させていただきました。「自信がない。それでいい」。だから分かり合える、温かいものが二人の間に流れていく素敵な時間でした。「私、自信がないんです」。そう思える自分に今出会っています。

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