仙台の行政書士より160227心のメッセージ

　本日は、シャロームの会のメンバー交流会に参加いたします。

　今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。

　夏の甲子園。一昨年は、山形県代表の山形中央高校野球部が活躍し、注目されました。特に話題になったのは、「山形中央は、どんなにファインプレーをしても、誰ひとりガッツポーズをしない」ことでした。それには、ちゃんと理由がありました。選手のひとりは「ガッツポーズをする暇があったら、次のプレーを考えろと言われている」と言っていました。確かにガッツポーズをすると、心の緩みが生じ思わぬ油断が生まれる可能性があります。また「喜びすぎると心に波が生まれる。最後まで平常心でいるため」というコメントもありました。
　しかし、私が一番納得した理由は、やはり監督さんの言葉でした。「色んな方のおかげで野球ができている。相手にも敬意を払わないといけない。いい試合が出来たのはいい相手がいたから。感謝の意味がある」。本当ですね。私たちはつい勝ち負けにだけ関心が向いてしまいます。しかし、そもそも勝ち負け以前に、相手があって試合ができることに感謝する心を若者たちに培うことが、高校野球の本来の意義ではないでしょうか。人生も同じです。結果も大切ですが、それに至るまでのプロセスの中で、どう自分の心が育ったかがもっと大切です。