仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日はシャロームの会のメンバー交流会に参加いたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
〈チビた鉛筆が教えたこと〉
作曲家・神津善行氏の長女カンナさんが作家として駆け出しの頃、大きなチャンスを得、仕上がった原稿を編集長に持っていきますと返されてしまいました。
何度書いても突き返され、「金のもらえる文章を書け」と罵倒され、どのように直すかと尋ねると、「それを考えるのがもの書きだろう」とまた怒鳴られ、最後には「今度ダメならやめてもらおう。あなたには無理かもしれない」と言われました。
あまりの悲しさに、父親にやめたいと言うと「五年先に改めて相談にのろう」と言われました。「早く見切りつけないと手遅れになる」と言った時、父は埃まみれの木箱を3つ出しました。中には、チビた鉛筆がぎっしり入っていました。
「これはお父さんの使った鉛筆だ。君はいったい何本の鉛筆を使いきったかね」
説明ではなく、実体を必要とする現代に応え得る者でありたいものです。