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仙台の行政書士より160108心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と相続申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議と相談会に出席いたします。

 今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。

 野球ファンの方も多いと思います。野球の世界では三冠王になることはとても名誉なことです。しかし、誰もがそれを獲得はできません。
 リレーションの読者で、人間関係の名手であるあなたが、人生の『三カン王』の栄誉をしっかりと獲得しておられることは、何と素晴らしいことでしょう。
 ここで紹介する『人生の三カン』とは、関心、感謝、関係の3つです。

 1.関心
 ものや知性という”doing”に、私たちは心を配ります。それは、とても大切なことです。そのdoingの成果を出すためには、何と言っても、見えない世界に心配りができることは、何と素晴らしいことでしょう。
 私たちは、つい、大きなものに心を奪われ、大切だと思ってしまいますが、小さなことにしっかり関心をお持ちになることです。それが、やがて大きな事の基となるからです。いにしえの人が、「よく見れば ナズナ花咲く 垣根かな」と詠ったように、人々が価値を見出さないナズナという雑草も名句として用いられるように、さり気ない小さなことにもしっかりと心を留めたいものです。
 先日、日本を研究する中国の方にお目にかかりました。私たちが、長年、日本人としてこの国に住んでいてもわからないことを、実に正確に知っておられるので、「どこからその情報を入手なさるのか」とお伺いしますと、新聞・雑誌など、何気ない情報を収集し、分析していらっしゃるのだとお話下さいました。
 ルース・ベネディクト女史が書いた『菊と刀』は、日本人以上に日本のことを知り尽くし、日本人の本質を言い当てた名著として知られています。実はベネディクト女史は、一度も日本に来たことがありません。しかし、身の回りにある文献を読み抜き、先の中国の方のように本質を見いだされたのです。
 私たちも、さり気ない日常の生活の小さな出来事にも関心を持ち、その中から本質を見極めることができる訓練をしていきたいものです。

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