仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と心の障がい者の就労支援のそれぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、ティグレフォーラムに出席いたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
ピアノの詩人とも呼ばれているショパン。19世紀のヨーロッパでピアニスト・作曲家として活躍し、今日でも彼の作曲したピアノ曲は大変人気があります。そのショパンのピアノ曲に「黒鍵」という曲があります。なんと、右手が、最初から最後まで全部黒い鍵盤を使うので、そう名付けられたと言われています。
しかし、その曲の中で、唯一、一音だけ「白鍵」を使う小節があります。曲調も、その瞬間だけ「ほっ」とした雰囲気に包まれます。ショパンのユーモアでしょうか?本当は全部黒鍵で統一することもできたでしょうね。しかし、曲全体を通して聴くと、この白鍵がなんといえないインパクトをもたらしています。
わたしたちも、人生の中で「完璧」という黒鍵で駆け抜けたいと思っても、「試練」という白鍵に出会うことがあります。その時は「何でこんな事があるのだろう?」と叫びたくなります。しかし、しばらく経って、人生を振り返ると、その試練が何ともいえない深い味わいを自分自身に与えていることがあるものです。人生の「白鍵」を味わっていきたいものですね。