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仙台の行政書士より151114心のメッセージ

菊地茂

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 本日はメンバー交流会に参加いたします。

 今日は、長嶺由宇先生の言葉のご紹介です。

 「どくとるマンボウ」等の著作で有名な作家の北杜夫さんは、ユニークな自作の葉書を活用していました。それは、カエルが寝ているイラストと、「賀春」「病気全快」「御成婚」「御離婚」…などの言葉が印刷してあり、相手によって当てはまる言葉に○をつけ、サインをして出すという葉書でした。北杜夫さんご本人は、「手抜きハガキ」と言っていたそうですが、お兄さんの斎藤茂太さんは、万能葉書と言って、ほめてくれていたそうです。
 ある時、離婚をして落ち込んていた方が、北さんから万能葉書をもらいました。その方は、後で茂太さんにこう漏らしたそうです。「離婚おめでとう、という意味の葉書が(北さんから)届いたんですが、なんか逆に楽しくなっちゃって。ちょっと落ち込んでいたんですが、救われました」。
 「気を落とさずに」と言われれば、悪いことをしてしまったという思いが残りますが、「おめでとう、よかったね」と言われると、この先には、試練、苦難を体験した者だけが味わえる幸せが待っているというプラスの思いを得ることができるのではないでしょうか。ちょっとした言い回しの差で、心は大きく開かれたり、かたくなに閉ざされてしまったりします、言葉の持つ力を再認識し、有効に活用していきたいですね。「おりにかなって語る言葉は、銀の彫り物に金のりんごをはめたようだ。」(旧約聖書)

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