仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は、メンバー交流会に参加いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「空を飛ぶのが嫌いでした。」これは、世界で初めて飛行機で空を飛んだライト兄弟の弟オーヴィルの言葉です。勝海舟は、何度も暗殺されそうになりながら、江戸城無血開城を成功させた幕末の英雄です。実は、彼は「大の犬嫌いで、大人になってからも犬を見るとガタガタ震えていた」そうです。私はこういった「人の矛盾」に興味を惹かれます。
天才落語家・立川談志さん。弟子の立川談春さん曰く、入門を許され、師匠に言われた言葉は「修行とは、師匠の矛盾に耐えること」。思わず「その通り!」と私は言ってしまいました。上司の矛盾に耐えられないカウンセラーが、クライエントの方の矛盾を受容できるわけがありません。
何年か前、レクチャー中に、促されるように「人は矛盾していなければなりません」とお話したら、多くの反響をいただきました。その一言で涙される人もいました。よほど自分の矛盾をお責めになっていたのでしょう。
それ以来、ことある事に「人は矛盾していなければならない」と宣言し続けてきました。先日も「お願いですから、後生ですから、矛盾して下さい!」と言っている自分に気づきました。「矛盾していない」ということは、どこかで無理をしているということ。その無理がやがて心の病理を生み出します。
矛盾しているということは、上手に心のバランスをとっているということ。矛盾は、あなたの心に「しなやかさ」を与え、心を折れにくくします。矛盾しているから、あなたはあなたのままでいることができるのです。