仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と国籍帰化許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、シャロームの会のメンバー全体会に出席いたします。
今日は、丸山芳浩先生の言葉のご紹介です。
大震災や大きな事故に遭遇し、トラウマ体験・パニック体験をした方へ緊急にカウンセリングをする場合どうしたらいいのか勉強会をした時のことです。「辛いだろうけど、なるべく早いうちにその被災体験を話し、感情を吐き出させたほうが、後々治りが早い」とお考えでしょうか?
これは現在では逆効果だからしてはならないことになっています。むしろPTSDを悪化させる場合すらあります。無理矢理聞き出してはいけないのです。
ではどうしたらいいのでしょう?阪神。淡路大震災やニューヨークの同時多発テロ等での体験から分かったことは、人が心を回復するのに一番有効なのは、「安全感の確立」なのです。
被災者の周りに理解者のネットワークがあり、「お元気ですか?」と顔を見せてくれる。当たり前の日常生活ができること。これなのです。
東日本大震災の直後、初めて洗濯ができ、洗濯物を干し終えた時、心も洗い流された感じがしたという主婦の方が多くおられたものこれでしょう。ボランティアの人が沸かしてくれたお風呂に入って、「人心地がついた」と感じたのもこのことでしょう。
人は大変だったことを誰かに聴いてもらうことによっても癒されますが、それ以上に力があるのは、安心感を持った人と共にいて、その安心感をいただくことです。