仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と相続申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
〈『ほめる』その1〉
私たち日本人は“ほめる”ということが不得手な国民かもしれません。加点法で物事を捉えるというよりも、減点法で生きてきたからです。
「こうするといい」と言うよりも、「こうしてはいけないよ」と、つい言いますし、良いところを見つけてほめるよりも、自分に対しても、他人に対しても、不十分なところ(欠点)を補おうとします。もちろん、この生き方も大切なことですが、ほめるよりも、欠点を指摘し合うと、どうしても人生が小さくなってしまい、遠慮がちになります。イー・オリョン著の『縮み志向の日本人』は、ひと時ブームになった日本人論の中でも、ひときわ名著として知られました。まさに、小さく生きること(縮み志向)の特徴を余すことなく記しているからです。
鉄道に上りと下りがあるように、この生き方の長所は残しつつも、同時に、“”ほめる世界もしっかりと構築することによって、人生のバランス、豊かさがもたらされます。