仙台の行政書士より150717心のメッセージ

　本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、福祉事務所合同説明会に出席いたします。

　今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。

　私は20代の頃、腹部がモルヒネも効かないナゾの激痛に襲われ、ペインクリニック（痛みの専門医院）に通っていました。「人には様々な体質があって、痛みを強く感じるタイプと、あまり感じないタイプの人がいて、あなたは強く感じるタイプかもしれない」とお医者さんに言われ、「自分は弱虫ではないんだ」と思い、救われた記憶があります。
　さらに、その先生は「痛みをあまり感じないタイプの人は、人が傷んでも分からない。また自分の体が傷ついても、気づかず、破傷風になり死んでしまう危険だってあるんだ。痛みを感じやすいことは、決してあなたのマイナスではなく、プラスの面もあるよ」と言って下さいました。その後8年間、痛みに耐え、最終的には筋腫が発見され、手術の結果、私は痛みから完全に解放されました。
　痛みのなくなった今でも、体に痛みを抱えている方のお話をうかがうと、我が事のように「それはお辛かったでしょう」と言っている自分がいます。「この痛みさえなかったら」という経験は、人の痛みを慮る共感性となって、私の中に生きています。
　心も同じではないでしょうか？弱い心の人はいません傷つきやすさは、感受性の豊かさの現れです。同時に、人を慮る暖かさを秘めています。マイナス面の背後には、その人ならではの宝物が隠されています。