仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は午前中、事業協同組合設立申請と技能実習生受け入れについてのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。
「いい子に育って欲しい」「早く一人前になってほしい」と親であれば、だれでも我が子に期待するものです。しかし、その期待が強すぎると、子どもさんが激しく反抗し問題を起こしたり、仕事も長続きしなかったりと、親が途方に暮れることがあります。
私自身、小さかった頃、母から事ある毎に「お父さんに感謝しなさいよ!」「感謝は?」と言われ、「そんなの分かっているよ!」と心が曇ったものです。
親の期待が大きいほど、その分、子どもは負担を感じて心が重くなり沈んでいきます。そしてその子の限界点を超えると、その苦しみに耐えかねて、その期待をはじき返そうと、問題行動となって現れるのです。
過剰な期待は親の愛情ではなく、「今のあなたでは全然ダメなのよ。もっとこうならないと…」という親の支配です。支配されるから子どもは苦しむのです。しかし、逆にまったく親に期待されないというのも、子どもにしてみたら寂しいことです。「どうせ、私なんかどうなってもいいんだ」とヤケになる場合があります。
プレッシャーにもならず、無関心でもない、程よい我が子への親の期待は、どうしたら生まれるのでしょう?答えは、being[存在]に焦点を当てることです。我が子の存在を喜ぶことを忘れなければ、親の期待は決して支配にはなりません。存在を喜ばれた子どもは決してヤケを起こしたりはしません。