Mybestpro Members

菊地茂プロは河北新報社が厳正なる審査をした登録専門家です

仙台の行政書士より150618心のメッセージ

菊地茂

菊地茂

 本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請ぞれぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。

 今日は渡辺裕子先生の言葉のご紹介です。

 お母さんたちの会では、毎回メンバーさんたちそれぞれの子離れ、親離れの苦労と喜びのエピソードが語られます。
 Sさんの子どもさんはここ数年、母の先を行きつ戻りつを繰り返しています。そして今回もまた戻ってきて再び職場に帰るか、帰らないかの迷い中でのことです。買える前日に「体調が悪くてつらい」と言いだした子どもに、「おまえが自分で決めてそうしたことなんだから」と言いかけてやめたと言います。この子は気持ちを聴いてもらいたいんだと思えたのだそうです。お母さんから出た言葉は「そうかぁ」でした。すると子どもさんは、つらいけどがんばっている自分のことをいろいろと話してくれたというのです。
 「自分でそうしたいって言ったんだからがんばるのは当たり前」などと以前の自分なら言っていたけれど、今回は「そうかぁ・・・つらいのによくがんばっているね」と言えた自分に感激したといいます。
 そして次の日には「じゃ」と言って元気に帰っていったそうです。「分離不安」という概念が入っているかいないかの違いは大きいと思います。分離に不安はつきものであることを知らないと、子どもの不安にこちらも不安になり、お前が決めたことなんだからと押し返したくなります。しかし、知っていると、不安をのりこえようとしているのが分かるので、「そうかぁ」「よくやっているね」と大丈夫のエネルギーで受けとめてあげることができます。この「安全基地」が今分離し、自立しようとする子どもには何よりの力なのです。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

菊地茂プロは河北新報社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

人との関わりを大切にする法律のプロ

菊地茂プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼