Mybestpro Members

菊地茂プロは河北新報社が厳正なる審査をした登録専門家です

仙台の行政書士より150616心のメッセージ

菊地茂

菊地茂

 本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請ぞれぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議に出席いたします。

 今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。

 米沢は独眼竜で有名な伊達政宗の生まれ故郷です。政宗に仕える平四郎という家来がいました。
 ある寒い日、平四郎は政宗の下駄を自分の懐に入れて温めていました。しかし、政宗は、下駄を履くと温かいので、これはきっと平四郎が尻に敷いていたと早合点し、いきなりその下駄で平四郎の顔を叩きつけました。平四郎の眉間が割れ、血染めの下駄が行きの上に転がりました。
 平四郎は、米沢を去り、出家し丈辨(じょうべん)と名を変え、仏道修行に励みました。
 それから30年以上たち、政宗は仙台に本拠地を移し、瑞巌寺を再興します。その寺に迎えた高僧がなんと丈辨だったのです。むろん政宗はその丈辨がかつての平四郎であることは知るよしもありません。
 政宗は丈辨に訪ねます。「あなたは、以前武士でおられたか?その眉間の傷は戦場でお受けになったのか?」。すると丈辨はほほえみながら、箱の中から古い血染めの下駄を取り出しました。しばらく見つめていた政宗は、目の前の高僧があの平四郎であったことを気づき、思わず手をつき謝りました。
 すると、丈辨は「あの時はあなたを恨んで米沢を去りましたが、今は何の恨みもありません。おかげで、尊い仏門に入ることができ、今の私になりました」。
 時に私たちは、理不尽な現実に遭遇します。そこで人生を呪うのか、成長の糧にするかは、あなた次第です。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

菊地茂プロは河北新報社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

人との関わりを大切にする法律のプロ

菊地茂プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼