仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、メンバーのケア会議に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
「あなたのためを思って」で相手をコントロールすることを、「美化された支配」「愛情という名の支配」と言います。このコントロールゲームを仕掛ける人の特徴は、常に、人の弱みを探しています。見つけたらそこをめがけて、「あなたのためなのよ。愛しているの」と世話焼きマシンガンを撃ちまくります。
一見愛情という隠れ蓑を着ているので、「これは支配ではない。愛情だ」と自分も相手もだますことができます。そして、人助けをしている自分に酔いしれながら、自分の支配欲求を水面下で満たす。「美化された支配」とはよく言ったものです。
このゲームを仕掛けられた方は、仕掛ける側の支配に息苦しさを感じながら、「私を思ってして下さっているのに、そんなことを思っちゃいけない」と、自分に罪責感を持ちます。そして、この関係をやめようとすると、仕掛ける側は「こんなにしてあげてるのに、私の親切を踏みにじるつもり?恩知らず!」と、相手の罪責感をさらに煽るので、この関係はなかなか終わりません。これがこのゲームの一番苦しいところです。また、我が子の家庭内暴力、非行等は、親の「あなたのためを思って」のコントロールに対する激しい反発と考えることもできます。
「人の為と書いて偽りと読む」と言ったのは相田みつをさんですが、「あなたのために」というギアが入りそうになったら、「本当に、それはその人のためだろうか?もしかして、自分のためではないだろうか?」という視点を持ちましょう。あなたも相手もこのゲームから救い出すことができます。