仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、シャロームの会のメンバーケア会議に出席いたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
精神科医スコット・ペックの名著『愛と心理療法』に興味深い一節がありました。「『私は価値ある人間だという感覚』は、精神的健康に不可欠のものであり、自律性の要石である。これは親の愛の直接の産物である。…大人になってどのような浮き沈みがあろうとも、その信念が崩れることはめったにない。…自律性とは自分を大切にすることである。」
自律性とは、文字通り自分を律すること。躾の目的の一つです。ペック氏が言うように、自律性は「自分は価値ある人間だという感覚」に裏打ちがあって初めて機能します。
得して、親は躾と称して、我が子の存在を否定する言動に傾くことがあります。すると、親は躾のつもりでも、子どもさんは「自分は価値のない人間だ」と思い込み、非行などの自分の価値を自ら下げるような行為に走りかねません。「あなたはすばらしい存在なのよ」という動機で、我が子に接して初めて、子どもさんに真の自律性が生まれます。
これは、大人も同じ事です。「自分は価値ある存在だ」と思えるに従って、私たちは、自分を律することができる。自律とは自分を大切にすることです。