仙台の行政書士より150513心のメッセージ

　本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、シャロームの会のスタッフ研修会とリーダー会に出席いたします。

　今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

　「自分を許した方が、意志力が強くなる」。今注目されている健康心理学者のケリー・マクゴニガルの言葉です。（「スタンフォードの自分を変える教室」大和書房）
　私は「やっとこういう事を言ってくれる心理学者が現れた」と内心嬉しくなりました。妥協を許さず、自分に厳しくすることが、意志力を強くする絶対条件であるかのように、我々日本人は考えがちです。精神論としては分かりますが、心理的にはどうも逆のようです。
　例えば、失敗したとき、その自分を責め続けても罪悪感だけが強化され、失敗に対処するやる気すら失せてしまいます。しかし、「失敗は誰にでもある。完璧な人間などいない」と自分を許すと、罪悪感がゆるみます。そして、視野が広がり、判断力や責任感が戻り、失敗に適切に対処できます。「失敗したときこそ、自分に優しく」と私は言い続けてきましたが、間違っていなかったことに安堵しました。
　失敗した自分を許す第一歩は、自分の失敗を早い段階で、信頼できる人に打ち明けることです。話しているうちにドンドン冷静になっていきます。すぐに話せる人が近くにいない場合は、失敗してパニックになっている自分の気持ちをノートに書きなぐることをおすすめします。書いているうちに落ち着くのと同時に、今置かれている状況を、客観視することができ、善後策を打ち出しやすくなります。これは、脳科学でも効果が実証済です。自分を許し優しくすることが、あなたの意志力が強くなる秘密です。