仙台の行政書士より241128心のメッセージ
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
Aさんは辛い離婚経験があります。三人のお嬢さんはかつての奥様の元におられます。このAさんには、現在、師匠と仰ぐ先輩がいます。日々薫陶を受け自分育てをなさっているのですが、この先輩からよく言われる言葉があるのだそうです。
「A君、娘さんたちになんて言われるかね…『お母さん、何であんな素敵なお父さんを捨てたの?』と言われるか、『お母さん、お父さんと早く別れて、本当に良かったね!』と言われるか、このあたりが運命の分かれ道だな…」。最初は、あまりにも本質ズバリの言葉にドキドキしていたそうですが、最近はあまり気にならなくなってきたとおっしゃいます。Aさんはその秘密を教えてくれました。
「私としては、どちらでも良いんです。彼女たちが幸せであるなら、私の評価はそれほど問題ではありません。大事なのは、彼女たちも私も幸せになる権利が与えられているという事。そして、もっと重要なのは、彼女たちからの評価によって、私の幸せが左右されないということです」。私は思わず「その通り」と言ってしまいました。
自分の評価は、人が決めるものではありません。たとえ自分の子供であってもです。自分の評価は自分が決めるもの。「私としては、どちらでも良いのです」というAさんの言葉は、幸せの決断をした人にとって、人からの評価はどうでも良くなってしまうことを雄弁に語っています。本当の幸せは、人の評価から解放されたところにあるのです。