仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は、シャロームの会のメンバー交流会に参加いたします。
今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。
指図する人と、指図される人が家庭の中で固定化され、その人間関係に苦しんでいる方の話をよくうかがいます。
本来、心身ともに安全な場所である家庭において、指図されるストレスを常に抱える事は、とても痛ましい事です。指図される側の人は、無力感、虚無感、そして怒りなど様々なマイナス感情を味わいます。これが頭痛やチックなどの身体症状にまであらわれる事もあります。
中には、自分の身と心を守るために家を出たり、心の病んいなったりする方もおられます。日頃からはっきりと「NO」を言えば、このような事にはならないのですが、それができないのが固定化された関係の難しいところです。そこで、最後の手段としてその人の無意識が、行動や病気でもって「NO」というメッセージを指図する側に伝えることになるのです。
このような悲劇を生む“固定化した関係”にならないために、指図する側の人は、日頃から相手に「○○しろ」といった命令口調ではなく、「~してもらっていいかな?」というお願い口調で言うことからはじめることをお勧めします。また相手の「NO」を尊重する姿勢もとても重要です。気兼ねなく「NO」を言える人間関係が、心から「YES」を言える真の人間関係を生み出します。