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仙台の行政書士より150429心のメッセージ

菊地茂

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 今日は、高木裕樹先生の言葉のご紹介です。

 凶悪事件を起こした少年たちに接する児童心理学専門のカウンセラーのお話を伺いました。そのカウンセラー曰く「彼らの多くが、よく周りの大人や親の言うことを聞くおとなしくて、素直な子どもたちでした」。
 このコメントに驚くと同時に「やはり」という思いにもさせられました。一般的に「そんないい子なのに、なぜ?」ということになるでしょうが、そのカラクリはこうです。
 その少年たちは、親をはじめとした大人たちを常に喜ばせようとして、自分の本音を押し殺し、ひた隠しに隠して生きています。その押し殺された本音がたまりにたまって、ある日、突然火山の噴火のように爆発し、ハッと気がついたら凶悪事件にまで発展してしまうのです。彼らがよく口にする「だれでもよかった」と言うのは、そういう意味なのです。自分を殺すことは、自分を粗末にすることです。その結果、他人をも粗末にしてしまうのです。
 自分を大切にする第一歩は、自分の気持ちを素直に認め、時には外に吐き出すことです。どんなに成熟した大人でも、時には“わがまま”を言いたくなったり、甘えたくなったり、反抗したくなったり、反抗したくなったりします。その時に、自分が感じている気持ちを素直に認めましょう。そうすると、人は安心して、あるのままの本音をおだやかに表現することができます。自分を大切にすることは、「自分らしく生きること」を自分自身が認めることです。

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