仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は、シャロームの会メンバー交流会に参加いたします。
今日は、大久保智弘先生の言葉のご紹介です。
「教えようとするな。分かろうとせよ。」というのは、カウンセリングにとって大切な心構えの一つです。ところが、実際にカウンセリングをするとつい相手に教えたくなるものです。
学校の先生のカウンセリングをさせていただいた時のことです。生徒との関係がうまくいかないのでどうしたら良いかというご相談でした。私は、「反抗する生徒にはこう話して、おとなしい生徒にはこう接して・・・」とあれこれとアドバイスをしました。しかしその帰りに「しまった!全然話を聴いていない。それどころか教えてしまった!」ということに気がつきました。私はどうして教えてしまったのだろうと考えました。
そのときに出てきた答えは、「私は正しい」という、自意識過剰な気持ちと、「相手の事を変えたい」という思い、更にその奥には、相手を見下し、未熟だと決めつけている自分がいることに気づきました。
このような場合、「生徒たちの事をしっかり受け止めようとなさっているから、いろいろと悩みも出てくるんですよね」とその先生を支持することができれば、ベストだったのかなと後から思いました。相手の気持ちに寄り添うことの深みを教えられました。