仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と宅建業免許申請それぞれのご相談をお受けいたします。また午後は、オリーブガーデンで開催いたします心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、長嶺由宇先生の言葉のご紹介です。
私は最近、ある老人介護施設での音楽療法の場面を見学させて頂きました。季節感あふれる童謡を歌い、また昔の頃を思い出させる質問によって、皆さん気分はすっかり童心に返ったようでした。また、鈴や、拍子木など、それぞれが選んだ思い思いの楽器を歌に合わせて、鳴らしていました。皆さんとっても楽しんでいらっしゃいました。
痴呆が大分進んで、普段ななかなか会話ができずに黙っていることが多かったお婆ちゃんも、楽しそうに歌っている姿を見て職員の方が驚いておられました。また、曲を聞いて何かの思い出がよみがえったのでしょう。突然立ち上がったかと思うと、部屋をあちこち動き回りはじめ、職員の方を慌てさせたおじいちゃんがいらっしゃいました。このように、音楽は、精神的にも肉体的にも影響を与える力を持っているのです。
大きな声で懐かしい歌を歌うことは、若い頃の記憶を復活させ、大脳を刺激し、知的活動を活発にします。また同時に、ストレスの発散を可能にするのです。
帰り際に、綺麗なピアノを奏でているおばあちゃんを見かけました。痴呆がかっているお婆ちゃんのことですが、昔よほど弾きこんだのでしょう。楽譜も見ずに弾いていらっしゃいました。私たちも人生の最後まで、自分の音色を奏で続けていきたいものです。