仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は、メンバーの交流会に出席いたします。
今日は、丸山芳浩先生の言葉のご紹介です。
「思春期の子どもの売り言葉は買うな」と言われます。「どうしてこんな所にテレビのリモコン置いておくの!」と叫ぶ娘に対して、お母さんが「そういうあなたこそこないだ…」とやり返すと、売り言葉を買ってしまった、ということになります。
売り言葉と買い言葉の応酬は、自分の正しさの証明合戦です。この戦いに負けてしまったら、“自分の正しさ”が失われますから、お互い意地を張り続け、体力の消耗と共に引き分けに終わります。そしてお互い虚しさだけが残るとしたら残念です。
いかにこの“売り言葉と買い言葉”の応酬を“仕掛けない、乗らない”でいられるか、あなたの人間関係能力が最も磨かれる時です。まずは相手の売り言葉は買わずに、その背後にある相手の要求(リクエスト)に答えてあげるところからはじめましょう。
例えば、さきほどのお母さんが、「そうね、今度からあなたの見えるところに、リモコン置いておくわね」とサラリと言うことができたら、百点満点です。娘さんの言葉にしていない要求を満たしてあげているので、売り言葉と買い言葉の応酬には発展しません。
このように対応するには、娘に負けても己の存在は、いささかも揺るがない自分作りが課題となります。ここが試練の勘所。的を外さず自分を訓練することに励みましょう。